美術館はお休みしています。
今日は長田良夫作品紹介です。
「長田良夫のつぶやき 2」
ユカタンの雲 6F 油彩 1964
メキシコの南部にユカタン半島があり、昔のマヤ文化の都市遺跡がたくさんあります。暑く乾いた大地の上に密林が広がっていて、雲が浮いています。強い日差しで、コッペパンのような雲がくっきりと重く、落ちてきそうな量感を見せています。とても写真などやる気分になれません。誇張しました。下にピラミッドを描いても良かったのですが止めました。あくまで雲が主役なのです。これだけの町を作りながら、出ていった最後の人たちの気分を想像します。年月が流れて今は、イグワナ(大きなトカゲ)がいるばかりです。
美術館の和室に展示しています。パンフレットの表紙の絵です。開館できるようになったら是非、見に来てください。