暦の上では春になりましたが、寒い日が続いていますね。
今日は、長田良夫の「アタマネコ」を再度紹介します。
先日、矢吹文芸という矢吹ペンクラブが発行している文芸誌の中に、長田良夫作品が毎号1枚ずつ紹介されているのを発見しました。長田さんの絵の説明が掲載されています。今回紹介するのは、コロナ禍に発売されたCDの円盤に使用させていただいた絵です。矢吹文芸39号から抜粋させていただきます。
「アタマネコ 80F アクリル 2012
長田良夫
こういう場面を見たわけでは、ありませんが、人間と猫の形をつなげるための思いつきです。それだけのことをはつきりさせるために2色にしぼりました。赤と白です。写実ではなく、記号に近い線ですが、それでも絵である以上、2色の対比の強さが大事になります。強くしたり、押さえたり、また強くしたりと迷いましたが、あまりやると線の自然さが死ぬと思い、止めました。まだ迷っています。」
作品ができる過程が、長田さんの思いがわかっていいですね。たくさんあるので少しずつ紹介させていただきます。